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大企業から転職してわかった大企業のメリット、デメリット 8つ

転職

先日、以下のつぶやきをしました。

ちょっと語弊があるかもですが、何が言いたいのかというと

「これからは、大企業だろうがなかろうが、1つの会社にずっと居座り続けることの弊害のほうが大きくなる時代。リスクでしかなくなる時代になってますよ」

ということ。

そして、大企業だと居座ることのメリットがそれなりにあるように見えるので、辞めにくい現状があるということ。

大企業のほうが、辞めるハードルが高い、、ってことです。

この記事では、

・大企業に在籍していて(もしくはずっと同じ会社にいて)、居心地が悪いわけでもないけど、何かモヤっとしている人。
・このままじゃいけないって思ってるけど、転職リスクもあると感じてるので、行動に一歩踏み出せない人。

のために、私が実際に大企業を卒業して、転職してみてわかる大企業の良いところ、悪いところを8つお伝えしますね。

これを読むことで、大企業に居座るか、卒業して転職するか、はたまた大企業へ転職するか、を判断することができます。

ちなみに私は新卒で、誰でも知っているいわゆる大企業に入社し、15年後に転職した経験を持っています。

 

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転職してみてわかった大企業の良いところ、悪いところ

わたしは、15年もその大企業にいたので、私の社会人としての基礎は、間違いなくその会社で作られました。

それに対しては、感謝の気持ちしかありません。

そして今も別に、その会社が嫌いになったわけでもなく、愛着を持っていますし、今後も会社として成長、存続し続けてほしいと思っています。

ただし、その会社を出てみて初めて客観的に大企業の良いところ、悪いところを感じることができました

その会社にいたときは、それが当たり前だと思って、何も疑問に感じなかったことばかり

まあ考えてみれば、社会人になってから1社しか在籍経験がないのですから、それがデファクトスタンダードになるのは当たり前。

でもそれは決して、世の中のデファクトスタンダードじゃなかった・・・。

転職してみてわかったことです。

なので、転職してみてわかったことは、まとめると以下の8つ。

①大企業はそれなりに優秀な人が多い(平均点が高い)
②地頭がそれなりにいいので、行動力に欠ける(頭で物事を考えて結論を出しがち)
③大企業は福利厚生がしっかりしてる(目に見えない収入がある)→感覚的には50~80万/年
④大企業はサイロ化(縦割り)が進んており、部分最適。
⑤大企業は役職が多く、無意味な承認ルートが多く存在(根回し文化)
⑥ネームバリューがあるので、近所で大きい顔ができる(本当に無意味なことですが)
⑦それなりにメリットがあるので、人の流動性が低く、人材がだぶついている(使えない人も多くいる)
⑧大きいことを成し遂げるには、企業規模、ネームバリュー、ブランド力は必須(日本社会では)

では、次に1つずつ解説していきますね。

 

①大企業はそれなりに優秀な人が多い(平均点が高い)

これは大企業に勤めている人であれば、だれでも感じることと思います。

会う人会う人、まともです。

人間としてはともかく、頭はそれなりにいいんだろうなと。

あと、常識を持っている人が多いということ。

破天荒な人はいない。無理難題を言う人もほとんどいない。

まあ、採用の段階で、ふるいにかけているんでしょう。

人事部門が同じ人なので、結果的に採用される人の同質性が高まります。

よって、同じような人が集まっている印象。

これが人事採用として良い時代もあったと思うけど、今は多様化の時代なのでそぐわなくなってきてる。

でも歴史ある大企業は、そこを変える柔軟性はない。

結果として、同じような人を採用し続けてる。

その会社に属している人としては、これはこれで心地よいんですけどね(笑)

 

②地頭がそれなりにいいので、行動力に欠ける(頭で物事を考えて結論を出しがち)

これも大企業あるあるですね。

「とりあえずやってみなはれ」という松下幸之助的な発想ではない。

やる前から、ストップがかかる。

机上できちんと投資対効果を訴えることができなければ、その事業に対してのGOサインは出ない。

それを仮説として、実際に行動して検証してみればよい、とは、なりにくい。

これではイノベーションは生まれにくいよね。。。

まあ、トップの裁量次第なので、トップが理解ある人のときは良いんだけど、そうじゃない場合は、社内稟議を通すのが骨が折れる作業。

では社員はどうなるかというと、そんな無駄なチャレンジはせずに、トップが言ったとおりに実行するようになる

だって、そのほうが責任転嫁できるしリスクもないからね。

でも、そんなマインドセットでは、他では通用しなくなってしまう、っていう強烈な危機感を私は覚えました。

なので転職しました。

でもそんな危機感を覚えない人も多数いる。

まあ、どちらも人生の選択肢としてはありだけど、私はそこから脱出する選択をとりました。

 

③大企業は福利厚生がしっかりしてる(目に見えない収入がある)→感覚的には50~80万/年

これも紛れもない事実。

大企業は腐っても大企業。

恵まれている。

企業年金、確定拠出年金、自社株への補填、財形への補填、社宅、住宅補助、自社保有の保養所、天下り先のあっせん。

驚くことに、いまだにそんな制度がたくさんある(書いてみて改めて実感・・・)。

なので、タイトルにも書いたように、感覚的には少なくとも50万円/年以上の見えない収入があると思います。

私もその恩恵にあずかった一人です。

見た目の年収だけでは判断できない福利厚生のメリットが、大企業にはある。

これも出てみてわかったことの1つです。

だからこそ、大企業に就職した人にとっては、転職するとそのメリットを失うため、転職へのハードルが高くなってしまう1つの要因でもあります。

 

④大企業はサイロ化(縦割り)が進んており、部分最適。

まあ、これも当たり前のことですが、図体が大きくなると縦割りが進む。

事業部単位、本部単位が1つの会社。

権限は基本的に事業部長や本部長にある。

なので、事業部長判断で物事がある程度決まる。

そして、人の流動性も、実はない。

100~200人規模の中小企業のようなものなので、他の企業(他事業部)へ人を出す、ことはあまりない。

仮に出すとしても、それと同等以上の人材とのトレードとなる。

相手もバカじゃないから、優秀な人材は出したがらない。

そうなるとどうなるか。

結局、優秀な人材は何年も同じ事業部(=中小企業)で飼い殺される。

そのうちにどんどん視野狭窄となる。

もちろんその見返りとして、その事業部内で出世できるかもしれない。

でもそうしているうちに、その事業部でしか活躍できない人材になってしまう。

ましてや、転職となると使い物にならないことが露呈する。

そうならない前に、一刻も早く外に出よ、外の空気を吸え、外に出て視野を広く持て。

と個人的には思うけど、最初の大企業で定年までしがみつくぞ、っていう選択肢をとる人もいるのも事実。

 

⑤大企業は役職が多く、無意味な承認ルートが多く存在(根回し文化)

大企業は、長い年月をかけて成長してきた。

そしてその過程で人員も増強してきた。

ある年数まではそれでうまく回るんだけど、だいたい20年くらい経過したときには、従業員の平均年齢も高くなってくる。

そうなると、給与水準を上げなければならない人が増えてくる。

上げるために、新たな役職、職位を作る。

その役職に見合う、新たな役割をあてがう。

こうしてどんどん、大企業は役職が多くなり、無意味な承認ルートが多段で存在することとなる。

稟議を上げるのに、多くの役職者に対して順番にお伺いを立てていく文化。

となると担当者としては、スムーズに稟議を通したいので、事前の根回しをすることなる。

プレのレビューと題して、事前にインプットし改善点があればそこで色々と指摘してもらう。

それを踏まえて、本番に臨む。

そしてこれを複数回、承認ルートにのっとり、承認者ごとに実行する。

これが大企業の実態。弊害だろう。

もちろん、「もっと承認ルートを簡素化しよう」「事業部レベル、部長レベルにもっと決裁権を与えよう」っていう動きにもなる。

でも一方で、役職者のやることがなくなるので、それなりの役割を新たに作り出す必要がある。

そして実際につくる。この繰り返し。

歴史ある大企業では、こういった内向きな作業もどうしても必要になってくる

客観的に見れば、これはムダな労力なんだけど、社内では重要なタスクの1つになっているのもまた事実。

こうやってぜい肉がだぶついてきて、行動に移すまでのスピード感の欠如、瞬発力の欠如につながってくる

大企業あるあるで、且つ根が深いポイントなんです。

でもそんな会社でも、大企業ゆえ、企業体力があるので生き残れる。

うーん、いろんな意味で大企業はスゴイ。

 

⑥ネームバリューがあるので、近所で大きい顔ができる(本当に無意味なことですが)

これもまた事実。

特に日本人は、体裁や役職、勤めている企業を気にする傾向が強い。

そこで威力を発揮するのが、「だれでも知っている著名な企業に勤めていること」のステータス

大半の人が、その会社がどういった業績動向なのかではなく、名の知れた会社かどうかで判断する。

所属している会社名で、その人の印象が強く左右される。

これは学歴も同様。

東大卒だから優秀、大企業に勤めているから優秀、まとも。大企業に勤めているから年収も高い。

そういった色眼鏡で見る国民性。

だからこそ、誰でも知っている名の知れた大企業を目指す人が多い。

最近の若い人はちょっと薄れているかもだけど、私の時代の就職氷河期のときは特に、なるべく名の知れた企業に勤めたい、という意向が強かったと思う。

いまは、売り手市場だから、あえてベンチャー企業や外資系を狙う就職活動もあるけど、当時は無かった。

なので、ネームバリュー重視で就職し、苦労して得たその権利を手放さない、手放したくない、といった気持ちが強い

それによって、その大企業にしがみつく、いわゆる「使えない人」が増殖している。

そして近所付き合いにおいても効力を発揮することから、ますますそのメリットを感じるため、転職などは考えず、如何にして「定年までその企業に居座ることができるか」に腐心する傾向になる。

これって、日本人特有の発想なんだけど、真実。

グローバルスタンダードからはかけ離れてるんだけどね。

 

⑦メリットがあるので、人の流動性が低く、人材がだぶついている(使えない人も多くいる)

これもまたほんと。

福利厚生面や周りの人にいい顔できる、というメリットがあるので、結果的に人材の流動性は低くなりがち

さらに、大企業というプライドとまだまだ企業体力があるから、ほとんどの大企業は、安易に人員削減に踏み切らない

だからこそ、人材がだぶついて、業務的に余裕がある人へ新たな仕事を与える必要がある、ということで新たな社内業務などを増やしてしまう。

これって本来やらなくてよい業務にもかかわらず、会社としては「何もせずに給与を払っていては勿体ない」ということで新たな業務、チームを形成してしまう。

逆にそういった余剰人員側の立場に立ってみても、「何もせずに給与をもらうわけにはいかない」という意識なので、そういった無駄な業務を「はりきって」遂行しようとする。

この悪循環は、大企業あるあるの一つである。

こんな感じで、結果的に人材の流動性は低く、人材がだぶついている

そして、はたと気づくと、他の会社では使えない人材が多くいて、そしてその人たちは、ますます今いる大企業にしがみつこうとする。

 

⑧大きいことを成し遂げるには、企業規模、ネームバリュー、ブランド力は必須(日本社会では)

最後に現時点における大企業の良い面を1つ。

日本を主なターゲットとしている大企業は、顧客も日本人、日本企業であるため、そのネームバリュー、企業規模、ブランドで判断される。

なので、追い風。

大企業=信頼できる、というイメージが強いので、大企業にいると規模の大きい案件や社会的意義のあるプロジェクトに参画できる機会は多い

信用力があるので、例えば政府系の仕事でも獲得できるチャンスは多く、結果的に社会的意義のある仕事に携わることができるのもまた1つの事実

もし、そういった仕事をやりたいと思っているのであれば、この日本社会においては、大企業に就職するのも1つの選択肢だと思う。

 

大企業から転職してわかった大企業のメリット、デメリット まとめ

以上、長年勤めた大企業を辞めてみて、実際に感じたことを書きました。

①大企業はそれなりに優秀な人が多い(平均点が高い)
②地頭がそれなりにいいので、行動力にかける
③大企業は福利厚生がしっかりしてる(目に見えない収入がある)→感覚的には50~80万/年
④大企業はサイロ化(縦割り)が進んており、部分最適。狭いコミュニティで判断する。
⑤大企業は役職が多く、無意味な承認ルートが多く存在(根回し文化)
⑥ネームバリューがあるので、近所で大きい顔ができる(本当に無意味なことですが)
⑦それなりにメリットがあるので、人の流動性が低く、人材がだぶついている(使えない人も多くいる)
⑧大きいことを成し遂げるには、企業規模、ネームバリュー、ブランド力は必須(日本社会では)

 

転職してみて、以上のような大企業の良い面、悪い面を実感をもって感じることができました

良いところもいっぱいあるし、悪いところもいっぱい?ある。

最終的には、皆さんのそれぞれの価値観での判断で、大企業に居続ける、もしくは転職するべきなのですが、私的には「人生一度きり」と思っているので、いろんな経験、いろんな人との出会いを大事にしたいと思ってる。

そう考えると、同質化された1企業の中の狭いコミュニティだけでは、満足できない、って思ったんですよね。

そういうと「えっ、15年もかかってやっとそんなことに気づいたの?」って思われるかもですが、

大企業なので、いろんな仕事のチャンスがあったんですよ。

実際に私は入社以来、自ら望んで、部署異動や担当顧客の変更を2,3年おきに繰り返してきた。

1か所にとどまらずに、あえて定期的に、自分の身を違う場所に置くことで、成長と刺激をもらい続けてました

でも、さすがに15年在籍していると、他に社内でやりたいことがなくなった。次にやりたいって思えることが、社内にはなかった。

なので、転職をしました!

いま、大企業に勤めているけどモヤモヤしてる、って人は一度、これからの人生をどうしたいか考えてみてください。

そして、それらを今の会社で実現できるのか。

究極を言うと、私はどちらの選択肢もありと思っています。

ただ、どちらが刺激的かといえば、1社よりも複数社に自分の身を置いてみることのほうが、絶対に経験値としてはプラスだし、刺激ありですよ!

人生の選択肢の幅が広がるし、世の中にはいろいろな人がいる、人種がいる、考え方の人がいる。

いろんな職種があるし、コミュニティがあることが実感できる。

是非、実際に転職するしないは別としても、とりあえず行動に移してみましょう。調べてみましょ。

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